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やる気が出ない時に使える心理学のテクニック!やる気という感情をコントールしよう

やる気の出ない

頑張りたいけれども、やる気が出ない時ありますよね。

けれど、やる気が出ないからといって何もせずぼんやり過ごすわけにもいかないのが現実です。

そんな時、心理学がやる気を出すのに役立ちます。

心理学を使ってやる気を引き出す方法を公認心理士の筆者がご紹介します。

やる気が出ない理由とは

やる気が出ない理由はいくつかあります。

やる気を出すときには、どうしてやる気ができないのか、その理由を知ることが大切です。

キャパオーバーによる疲労

やるべきことがたくさんあるのに、やる気が出ない時の一番の原因となるのが、キャパオーバーによる疲労です。

例えば、毎晩深夜まで残業しても終わりが見えない仕事量であった場合などです。

人はゴールが見えない状況で頑張り続けるということができません。

最初は自然と湧いていたやる気が少しずつ減退し、最終的にはやる気が出ない状態になってしまいます。

高すぎる目標設定

やりたいことがあるのに、やる気が出ない場合というのもあります。

それは目標設定が高すぎることが原因です。

例えば「起業して自分の店を持ちたい」と考えたとしましょう。けれども現在の職が全く違うものである場合、何をどこから手をつければよいのかがわかりません。

今の自分から見て、あまりにも目標設定が高すぎることで、動きが取れずやる気が出ないことというのは多くあります。

目標がない

目標がない場合も同じです。何をどうすればいいのか、そもそもどこに向かえばいいのかもわからないため、身動きがとれません。

キャパオーバーの疲労と同じように、ゴールがないのに頑張る、ということはできないのです。

問題を細分化できていない

やるべき事はあるのにやる気がでない場合、その課題を1問題を大きな塊として捉えていると、何から手をつけてよいかわからず、やる気が出ません。

人は何をしてよいか分からないと、身動きができなくなってしまうのです。

自分を過小評価している

常日頃からいまいちやる気が出ない人というのは、自分を過小評価している傾向があります。

「どうせ自分なんて」「自分なんかがやっても…」など自分自身の能力を低く見て、やる前から諦めてしまっているのです。

もし自分の言動を振り返ってみて「自分なんか」という言葉が多いようであれば、自分を過小評価している証拠です。自分を過小評価することは、やる気をそぐ原因となります。

やる気を出すための心理学

やる気が出ない原因がわかれば、やる気を引き出すことができます。やる気を引き出すために心理学を利用してみましょう。

スモールステップ法

目標が高すぎたり、今の自分からかけ離れすぎていることが原因でやる気が出ない場合は、スモールステップ法が役立ちます。

また自分を過小評価している人や何をしてよいかわからない人にも効果がある方法です。

スモールステップ法とは

スモールステップ法は最終目標に向かうための階段を設ける方法です。

目標を小さなタスクに分解することと言ってもよいでしょう。

高すぎる目標とはいわば、目の前にとても高くて登れそうにもない壁がある状態です。

例えば10mほどの壁を目の前にして、自分がその壁の頂上に到達するビジョンを明確に持つことができるでしょうか?

途方に暮れてやる気を失う人がほとんどでしょう。「自分なんかでは到底無理だ」と感じても仕方がないですよね。けれども、その10mの壁に階段がついていれば登れそうだと感じるのではないでしょうか。

このように、自分が到達したいと考えている高すぎる目標に向かうための小さな目標を設定し、クリアしていくことをスモールステップ法といいます。ひとつクリアするごとに自信もつき、高かった目標も着実に近づきます。

スモールステップ法のコツ

短いスパンでこなせる目標を設定することと、期限を決めておくことです。人は期限がないと先送りにしがちです。コツを押さえてスモールステップ法を使ってみましょう。

トークンエコノミー法

トークンエコノミー法というと難しいように聞こえますが、これは心理学でよく使われるご褒美のことです。

子どものやる気を出すために使うことがよくありますが、大人であっても有効です。

例えば「これが終わったらずっと行きたかったところに旅行へ行こう」と宿を予約しておくといった使い方です。

仕事の合間に旅行先のパンフレットなどを眺めることで、少しやる気が促進されます。目の前にご褒美がぶら下がることによって、人は目の前にあるやる気が出ない仕事をやるための動機を得ることができます。

「これをこなすことで、旅行に行ける」と考えるようになるのです。

すると「仕方がないからやろう」と考え始め、少しずつやる気がわいてくるようになるのです。

どうしても仕事自体にメリットを見いだせない時には、トークンエコノミー法がおすすめです。

心理学ではないがやる気を引き出す方法

とりあえず始める

もし、やるべきことがあるのにやる気が出ないという時は、とりあえず始めるという方法も人間心理として動き出すのに役立ちます。

例えば、宿題が気になってはいるけれど、ぼんやりとスマホを見る時間をだらだら過ごしてしまっている時などは効果的です。とりあえずスマホを置いて机に向かうところから始めます。

とりあえず始める方法で大切なのは、最初は5分と決めておくことです。5分やってみてやる気が出ない時は、5分休憩しましょう。

そして、また5分やるべきことをやります。それでもやる気が出ない時は5分休憩します。それを続けていくうちに、少しずつゴールが近づいてきます。

ゴールが見えてくると、人はやる気が湧いてきます。やる気が湧いてきたら、休憩を挟まずに、さらに5分やってみましょう。集中してきたら、そのまま続けると気が付けば終わっています。

休む「勇気」を出す

仕事が目の前に山積みになっているのに、やる気がまったく出ない時、思い切って休むという方向に「勇気」を出すことも有効です。

仕事を目の前にして疲れた表情でスマホをいじっていても、やる気は湧いてきません。

やる気というのはエネルギーがいる感情

疲れ切った心から湧いてくることは難しいでしょう。まずは心にエネルギーを補給する必要があります。

心を休ませるのと体を休ませるのは方法が違います。

心を休ませるときは体を動かしたり家の外へ出て良い空気を吸ったりすることが有効です。実際にウォーキングすることでストレスが解消されるということが言われています。

ストレスが発散されると心にエネルギーが溜まる

すっきりした気持ちで仕事と向き合えば、自ずとやる気が湧いてきます。つまり、やる気を出すために一度休む「勇気」を出すことが大切なのです。

ポジティブな言葉に触れる

世界の偉人、経営者、スポーツ選手などのポジティブな言葉に触れてみましょう。ポジティブな言葉に触れる事であなたの自尊心が高まり行動を起こすきっかけになります。

使う言葉、触れる言葉に脳は大きく左右されます。

「僕はできない」と言って腕を押されるとすぐに下がってしまうが、「僕はできる」といって腕を押されても下がらない実験があります。

ポジティブな言葉で脳が書き得られやる気がでるのです。

自分の人生に責任を持たなければならない。成功も失敗も全ての結果に対してだ。

-クレメント・ストーン(アメリカの実業家)

努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。

-イチロー(プロ野球選手)

どうでしょうか?

ポジティブな言葉はポジティブな行動を生み出すのです。

心理学を使ってやる気を引き出そう!

心理学をうまく使うと、自分のやる気をコントロールすることができるようになります。

やる気が出ない時は、まず自分がどうしてやる気がでないのか、から考えてみましょう。

前述していますがやる気とは感情です。

この感情をうまくコントロールする事ができれば、これからの人生がまったく違うものになるのではないでしょうか?

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