あなたは自分のあきらめ癖が嫌になっていたりしませんか?
何かを初めてみたけれどすぐにあきらめてしまったケース、始めてみたいことがあるけれど、自分には無理だろうと考えて諦めてしまうケースもあります。
また始めたものの成果がなかなか目に見えず、あきらめてしまう場合もあるでしょう。
けれども、何かを達成できるのはあきらめずに続けるからです。
どうすればあきらめないで続けていくことができるのでしょうか。
あきらめてしまう人の特徴
常にあきらめることなくやりきる人がいる一方で、いつも途中であきらめてしまう人もいます。
あきらめてしまう人というのは、どうしてあきらめてしまうのでしょうか。
1.自分に自信がない
あきらめてしまう人というのは、根本的に自分に自信がありません。
自分を実際よりも低く評価している人が多くいます。
そのため簡単にできることでないと、自分の能力ではやりきることができないと感じ、始める前からあきらめてしまうのです。
また自分が根気強く継続することに対しても自信が持てません。
自分はあきやすく根気のない人間であると自分を評価しているのです。
だから、すぐに成果が出ないと、自分の性格では頑張れないと、頑張って続けていくことをあきらめてしまうのです。
2.少しでも失敗で嫌になる
あきらめてしまう人は、少しの失敗によって継続が難しいと考えてしまいます。
例えば、ダイエットをして順調に体重が減っていたのに、少し食べ過ぎたことで減っていた分がもとに戻ってしまったということは割とあることでしょう。
あきらめてしまう人は、この時点ですべてが無駄になってしまったように感じるのです。
するとこれまでの努力は、意味がなかったと感じます。つまり努力をしても無駄だなと思ってあきらめてしまうのです。
3.結果を焦りすぎる
あきらめてしまう人というのは、結果を焦りすぎるところがあります。
自分で長期的な目標をたてたにも関わらず、早く目に見える結果が欲しくなってしまいます。
自分の頑張りが目に見えて結果につながっていかないと、エネルギー切れを起こしてしまうのです。
すると、すぐに頑張ることをあきらめたい気持ちが強まってきてしまうのです。
4.自分に甘い
あきらめてしまう人は、人に対しても自分に対しても甘い人が多くいます。
自分に対して甘いので、少しでも誘惑があると、すぐにあきらめる方向へ進んでしまいがちです。
そこで目に見える結果が出ていれば踏みとどまることも出来ますが、結果が出ていないと尚のこと自分に甘くなってしまいます。
あきらめずにやりたいことというのは、たいてい楽しいことや欲求を犠牲にしなければなりません。
自分に甘いと、どうしてもその犠牲を払うことが辛くなり、あきらめてしまうのです。
5.必要性が高くない
人は必要性が高いほどあきらめずに頑張ろうとします。
あきらめてしまう時というのは、それほど必要性が高くない時でもあります。
例えば勉強をしようと始めても続かないのは、それほど自分にとって勉強が必要であると感じられていないからです。
やってもやらなくても良いことは、あきらめることが容易です。
これがもし、この試験に失敗したら会社を首になるという状況であればどうでしょうか。多くの人は、あきらめるなんて考えずに、とにかく勉強するでしょう。
自分にとっての必要性があまり高くないと、あきらめる方向へいきがちです。
あきらめないための思考とすべき事
人が物事をあきらめるには様々な要因があります。
そういった要因に対処していくことで、あきらめない思考を持つことが可能になります。
自分は根気がない人間だと決めつけない
あきらめてしまう人は、これまでもあきらめる経験が多かったせいで、自分は根気がない人間であるととらえている場合が多くあります。
自分で根気がない人間であると決めてしまうと、あきらめたくなった時に踏みとどまる力が出ません。
人は頑張って継続し手に入れたことよりも、あきらめて手に入らなかったことのほうが印象に強く残ります。
つまりあきらめた経験のほうが強く印象に残ってしまうのです。人生を振り返ってみて、本当にあきらめずにやり切った経験がないのでしょうか。
必ずひとつやふたつ、あきらめなかった経験というのを持っているはずです。
もしあきらめなかった経験があったのであれば、根気がない人間ではありません。あきらめないことも出来る人なのです。
もう少しやってから考える
あきらめてしまう人は、あきらめようと思ったらすぐにあきらめてしまいます。
人の気持ちは揺れ動きます。
今日は結果が出なくてあきらめたい気持ちになったかもしれませんが、明日は少し結果が見えて頑張りたい気持ちに変わる可能性も十分にあります。
あきらめたいと感じた時は、その場の気持ちで決めるのではなく、もう少し様子を見ながら続けることが大切です。
3日ほど続けても、まだあきらめたい気持ちが続くのであれば、本格的にあきらめることも視野に入れながら、あと3日頑張ってみましょう。
それからあきらめても遅くはありません。
すぐに成果を出せる目標をたてる
あきらめたい気持ちが湧いてきたら、今掲げている目標に至るための小さな目標をたててみましょう。
例えば1年で10キロ減量という目標があるのであれば、この1週間は毎日10分歩くという小さい目標をたてます。
1年という長い期間頑張り続けるということは、途中の成果が出ていない時期も黙々と努力を重ねる忍耐強さが必要です。
けれども、1週間毎日10分歩くであれば、すぐに成果が出ます。また体重と違って、自分がやりさえすれば必ず達成できる目標です。
目標を達成できたという喜びは、次の目標を達成しようとする意欲に変わります。
だから、あきらめたい気持ちが湧きにくくなるのです。コツは短いスパンで、やれば達成できる目標とすることです。
人に宣言する
人は、目標を誰かに宣言しておくことによって、あきらめたら恥ずかしいと感じるようになります。
その羞恥心があきらめることのハードルを上げてくれるのです。
よくあきらめてしまう人というのは、あきらめることへのハードルが低い傾向にあります。
執着心が少ないという良い面もありますが、一方で何事も達成できないという悪い面もあります。そういった特性は自分で変えていくことが実は難しかったりもするのです。
そのため、人の力を借りることであきらめることのハードルを上げることが有効です。
宣言する相手は多ければ多いほど良いです。またストイックな人を選ぶ方がより有効です。
自分の努力を目に見えるようにする
あきらめない思考を持つために、自分の努力を目に見えるようにしておくことも有効です。
人は物事をあきらめる時、必ずこれまでの努力を無駄にしてしまうということが頭をよぎります。
ただ、自分の努力というのは記憶には残っていますが、実際目に見えにくいものです。
目に見えることによって、人はより強く自分の状況を認識します。
だから、日々の積み重ねをいつでも見えるようにしておくことが、あきらめたい気持ちが湧いたときに踏みとどまる力となるのです。
カレンダーに頑張った日はシールを貼ったりすることが助けとなります。頑張りをグラフにして貼っておいたりすることも有効です。
様々な工夫であきらめない力を手に入れよう
元々自分に厳しい性格で、何事もあきらめずにやりきれる人というのは確かにいます。
けれども、元々自分に甘い性格で、すぐにあきらめてしまう人が、何事も達成できないということはありません。
あきらめやすい思考を持っていても、工夫次第であきらめないで頑張り続けることができるのです。
また、一度あきらめずに達成することができれば、自信にもなりますし、また次もあきらめずにやりきることが可能になります。
ぜひ自分に合った方法を探って、あきらめない力を手に入れてください。