今年こそは!と意気込んで目標をたてるも、結局何も達成できていないまま1年過ぎていた、なんてことはありませんか?
まずはどうして目標を達成できないのかその理由を知りましょう。
その上で目標を達成するために必要なマインドについて紹介します。
これを知っていると、目標が達成できる目標になります。誰もが目標を達成する力を持っているのです。
目標を達成できない理由
目標を達成するためには、まず目標が達成できない理由を知っておくことが大切です。
いつも向上心を持って目標を立てるのに、なぜだか目標が達成されたためしがないという人は、こういったことに身に覚えがないでしょうか?
目標を立てて満足する
目標が達成できない人は、目標を立てたことで満足している場合が多くあります。
目標を立てる時に、大きく書いて貼りだしてみたりしていませんか?また目標達成のために必要なスキルが書かれている本を買っていませんか?
貼りだした紙が自然とはがれてそのままゴミ箱行だったり、届いた本がそのまま本棚に陳列されていたり、そういったことがある人は目標をたてて満足している人です。
目標をたてたことで満足してしまっているので、その次の一歩が出ないまま目標を忘れてしまいます。
目標を立てたことを忘れる
せっかく志高く大きな目標をたてたのに、日々の忙しさに忙殺されているうちに目標をたてたことすら忘れてしまっているということもあります。
最初のうちこそ、目標に向かって進んでいないことが気になっていますが、徐々にその気持ちも目標も忘れ去っていってしまうのです。
忘れてしまっているので、ふと気づいた時に、また目標をたてるところから始めなければならなくなります。
つまり一歩も進むことが無いまま、目標だけを立て続けることになってしまうのです。
「目標を忘れるなんてバカな話」と思うかも知れませんが、実に多くの人が自分が立てた目標を忘れてしまっています。
無謀な目標をたてている
目標が達成できない人は、どうせ今回も達成できないとどこかで考えながら目標をたてています。
営業がうまくできないのに「今年こそ営業TOP!」などの大きな目標を掲げて、特にそれに至るまでの道筋は決まっていないといった感じです。
一応目標はたてていますが、自分がそんな目標を達成できるわけがないと考えているので、言い訳となる材料を無意識に欲しています。
そのため無謀な目標をたてることで、目標達成できない言い訳にしようとしているのです。
目標ではなく夢を語っているだけになっている
目標が達成できない理由のひとつに、それが実は目標ではなく夢を語っているだけという場合もあります。
例えば「独立して自分の店が持ちたい」という気持ちを明言したとしましょう。
それはあたかも目標のように聞こえますが、もし具体的な動きが決まっていないのであれば、それは目標ではなく夢を語っているだけです。
夢と目標の違い
目標というのはそっちの方向へ向かっていくための指標のようなものです。つまりそこへ至るまでの道のりやそこへ至ったあとの道のりも漠然ながらも見えている状態です。
一方で夢は遠くにぼんやりと浮かんでいるあかりのようなものです。そこまでの道のりなどは全く見出してもいない状態です。
目標をたてているけれども達成できないという時は、もしかしたら夢を語っているだけなのかもしれません。
目標を達成するまでのプロセスが見えていない
売上1000千万!など目標を立てはするものの、その目標を達成するためのプロセスが全く見えていない人、考えていない人もいます。
これでは「絵に描いた餅」で何をすればその目標に向かって進めるのかがわからないのです。
目標達成のための行動を考えない人は目標を達成することはできません。
目標を達成するために必要なマインド
では目標を達成していくために、どういった心持ちでいることが大切なのでしょうか?
目標を達成するために必要なマインドについて紹介します。
「自分は目標達成ができる」という意思を持つ
「自分は目標達成ができる」という意思を持つことはとても大切です。
実は、自分で「どうせ達成できない」と考えてしまうことで、目標を達成できる可能性が一気に減ってしまいます。
むしろそのような心持ちでいることによって、目標達成の可能性は限りなく0です。
達成できないと自分が考えた時点で、その目標はもう達成できません。
気持ちで負けるという言葉がありますが、まさにその言葉通りになってしまうのです。
「どうせ達成できない」のはどうしてでしょうか?
目標設定が高すぎるからでしょうか。
もしくは今まで何度も達成できない経験を積み重ねているからでしょうか。
もしそうであるならば、達成できる目標をたてましょう。
難易度の高い目標設定をするのは、自分は目標設定が可能であると感じることができてからです。
「自分は目標を達成できる」というマインドを持つことができるようになる事が重要です。
あきらめない
あきらめないことも目標を達成するときに必要な要素です。
目標を達成する道のりが、毎回スムーズで簡単とは限りません。思っていたよりも難しかったり、途中で停滞してしまうことだってあります。
そういう時に、あきらめてしまうといつまで経っても目標は達成されないまま挫折感だけが募っていってしまいます。
もし目標への道のりが困難であきらめたい気持ちが湧いてきたときは、もう少し全体を見るよう視野を広げてみましょう。
そうすることで、自分が実は目標に少しずつ近づいてきているということに気が付くことができます。
焦らない
焦ってしまいそうな自分をコントロールする力も目標達成には必要です。
目標を掲げると、どうしてもその目標にいち早く到着したいと考えてしまうものです。そうやって焦ることによって表面的には目標が達成できていても実が伴っていないということは、よくあることです。
例えば「○日までに企画書を10本出す」という目標を掲げたとしても、その目標を達成しなければと焦ることで手抜きの仕事をしてしまうことになります。
つまり内容が伴わない企画書を10本出してしまい全てボツなんてことになってしまうのです。一見、目標は達成されたかのように見えても、自分自身の中で達成感はありませんね。
目標を達成することは大切ですが、達成することに目がいってしまうと気持ちが焦って思ったような達成が叶いません。
自分が焦りそうなときに、自分で気持ちをセーブし焦らないようにすることが必要です。
目標を途中で変更できる柔軟性を持つ
目標を達成するためには、心を曲げない強いマインドが必要かと言うと、実は強いことよりも柔軟なことのほうが大切だったりもします。
目標達成までの道のりというのは、予定通りに行くことはありません。
進めていくうちにどうしても難しいところや、道のりを変更させなければならない場合も出て来ます。
また目標自体も自分の進捗状況や実際にやってみた感触によって変更を余儀なくされる場合があるのです。
そうなった時に、柔軟なマインドを持っていることで、当初の予定とは違っても自分の納得いく目標を達成することが可能となるのです。
一歩を踏み出し続ける勇気を持つ
目標を立てた時に、一歩も踏み出さないまま忘れていくということは多々あることです。
目標を達成するためには、まずは一歩踏み出し続ける勇気のマインドが必須です。
たった一歩と感じるかもしれませんが、その一歩を踏み出すことで目標達成へ近づいたということになります。
どんな小さなことでも良いので、目標をたてたらまずは一歩踏み出してみましょう。そしてそれを継続していく勇気を持ちましょう。
本を買ったのであれば、まずはそれにすべて目を通すところから始めることです。せっかく紙に目標を書いたのであれば、もっと具体的な目標を下に書き出していきましょう。
何かを始めることは勇気が必要です。
失敗するかもしれない、達成できないかもしれないという不安を振り切って一歩踏み出す勇気です。
進まなければ、失敗もしませんが達成もしません。失敗したら柔軟に目標を切り替えればよいのです。
目標は達成できる
目標を達成するマインドというのは誰もが持っているものです。
ただ、目標を達成できない経験を積み重ねることで、そのマインドが発揮できなくなっていくのです。
小さな目標で良いので、少しずつ目標を達成できる感覚を呼び起こしていきましょう。
そうすることで、目標達成に必要なマインドが自分の中で自然と湧き出てくるようになります。小さな目標に慣れたら、大きくて困難な目標も達成することが可能になるのです。
ぜひ自分の力を信じて一歩ずつ進んでみましょう。