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アウトプットの重要性と具体的な実践方法!インプットだけではダメな理由!

アウトプットの重要性

「あなたにはアウトプットが足りない」

そう言われたらどう思いますか?

頑張っているのに成果が出ず苦い思いをしているのは、インプットばかりに気をとられ、アウトプットが疎かになっているためかもしれません。

そんな方はアウトプットの重要性を理解し、トレーニングを実践することで、成果を得て自己成長を感じることができるでしょう。

これからアウトプットの重要性、具体的な実践方法について解説していきたいと思います。

アウトプットの重要性

アウトプットが重要である理由のひとつは、現実世界はアウトプットでしか変わらないからです。

インプットとアウトプットは本来どちらも大切ですが、インプットだけに偏っていては、目標の達成は遠ざかってしまいます。

インプットとアウトプットの意味

よく使われるインプットとアウトプットという言葉、まずはその意味について整理しておきましょう。

インプット

インプットは脳の中に情報を入れる行為です。例えば読むこと、聞くこと、机に向かって勉強をしたり、セミナーなどを受けることもインプットになります。

アウトプット

それに対してアウトプットは「脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に出力すること」です。

具体的には書くことや話すこと、行動することがあります。営業活動やモノをつくるなど、ビジネスの多くもアウトプットだと言えるでしょう。

普段私たちはこのインプットとアウトプット、どちらも意識せずに行っています。

ただインプットばかりになっている人は注意が必要であり、情報に溢れた現代社会では、多くの人がこのインプット過多になっています。

アウトプットでしか現実世界は変わらない

アウトプットが重要である理由、それはアウトプットでしか現実世界を変えることは出来ないためです。

目標の達成や自己成長を志す人は学びや情報収集に熱心であり、インプット過多に陥りがちです。

しかしインプットで変化するのは脳内世界だけです。

目標の達成など現実を変えるためにはインプットだけでは意味がありません。

例えば現代ではインターネットなどの繁栄から、さまざまなサービスが生み出され、ヒットと呼べるサービスも多く存在します。

その中には「このくらいのアイデアなら自分でも思いついていた」「しかもとっくの昔に」というものもあるかも知れません。

しかし、先に思いついていたからといって、それを世に発信しなければ1円にもなりません。

世の中はアウトプットをすることで初めて評価を受けることが出来るのです。

アウトプットすることで自己成長する

アウトプットの重要性はもう一つあります。

アウトプットをすることで、インプットの効果が増し、加速度的に成長することができるのです。

インプットした情報はアウトプットすることで長期記憶になる

質の良いアウトプットをするためには結局のところインプットも大切です。

しかし実はインプットするだけでは、知識を定着させることは難しく、アウトプットをすることで知識を身に着けることが出来ます。

せっかく本を読んでも、しばらくするとその内容をすっかり忘れてしまっていた、という経験はないでしょうか。

これはインプットした情報が、脳に定着せずに忘れ去られてしまっている現象です。

インプットにより脳へ届いた情報は、一旦海馬で2週間から4週間仮保存されます。この仮保存中に使用されなければ、そのまま忘れ去られてしまいます。

海馬の保存期間中にアウトプットにより情報が何度も使われることで、脳はその情報を重要であると判断し、側頭葉の長期記憶に移動します。側頭葉に長期記憶として記憶された情報は忘れづらく、長い間覚えていることができるのです。

目安はインプットしてから2週間で3回以上のアウトプットをすることです。

これによりインプットした情報を知識として定着させることが出来ます。

インプットとアウトプットの黄金比

ではインプットとアウトプットの効果的な割合はどのくらいなのでしょうか。

実は最も効率的な割合はインプット3、アウトプット7の割合です。

コロンビア大学のアーサーゲイツ博士の研究により「インプットの2倍をアウトプットに割り当てた時が最も効果を得た」ということがわかっています。

大学生を対象としたある調査によれば、教科書で学習するインプットと、試験等でその成果を発揮するアウトプットの割合は7:3だったということです。

アウトプットをインプットの倍にする

この情報は多くの人にとっては驚きではないでしょうか。インプットとアウトプットの割合を、逆に思っていた方も多いと思います。

日本の教育を受けてきた人々の多くはこのインプット7:アウトプット3という意識、場合によっては8:2や9:1だったりするかもしれません。

こうして私たちに沁みついたインプット重視の考え方を変えるには、意識的に実践することが必要なのです。

インプット、アウトプット、フィードバックの3つで成長スピードは加速する

自己成長のためにはアウトプットをしたままでもいけません。アウトプットの後はフィードバックをすることが大切です。

インプットとアウトプットはどちらも大切です。

それに加えフィードバックをすることで、自分を客観的に見ることが出来、間違った努力をしていないかの確認になるため、成長が早くなります。

なぜうまくいったのか、なぜ失敗したのか、次はどうすればいいのかを考えるようにしましょう。

例えば

  1. 効果的な学習方法を調べる(インプット)
  2. 実践してみる(アウトプット)
  3. 結果はどうか、自分に合っているか、改善点はあるか(フィードバック)

他にも、

  1. 本を読む(インプット)
  2. 感想を書く(アウトプット)
  3. 次にどのような本を読もうか考える(フィードバック)

といったようにです。

インプット、フィードバックを繰り返すことで、人は螺旋階段状に成長していくことが出来ます。

アウトプットを実践する

アウトプットの重要性を理解したら、実践することが大切です。身近でできる具体的なトレーニング方法を紹介します。

記録する習慣をつける

まず記録する習慣をつけることです。

  • アンダーラインを引く
  • メモをする
  • 健康について記録する
  • 日記を書く

などがそうです。

書くことにより脳幹網様体賦活系は刺激されます。

この脳幹網様体賦活系とは脳内の神経の束で、脳のネットワークを司るものです。これにより脳が活性化され、特に「これは重要だ」と思うことでより効果的になります。

読書をしている時に何もしない人は気づいたことをメモをしたり、アンダーラインを引くことから始めてみましょう。

手帳やメモ帳を携帯する、もしくはスマホのメモ帳機能に、気づいたこと大切だと思った事柄をさっと書き記すのも良いです。

このときに大切なのは、気負わずにありのままを記録することです。

こう書かなければならない、などと多くの考えると継続することが難しくなってしまうためです。

思ったことや、聞いて面白いと感じたことをパッとメモする習慣をつける。

日記も初めから長く書く必要はありません。手帳に1~3行でも良いのです。始めること、続けることが大切です。

誰かに話す、教える

話すこともアウトプットの一つです。

友人や家族に話すだけでも良いです。このときのコツは、自分の意見や感想を含めること。

それにより聞く側にとっても有益な情報になります。脳は情報を忘れていってしまうため、インプットしてからなるべく時間をおかないようにしましょう。

また人に教えることは、自己成長にとても効果的なアウトプットです。

理解不十分な点がわかり、それを補わなければならないためさらに勉強します。

ここでアウトプット→フィードバック→インプットという要素が揃っているのです。

情報を発信する

情報発信もまたアウトプットの効果的なトレーニングです。

具体的には

  • SNSに書く
  • ブログを書く
  • 読書感想を書く
  • 趣味の場で発信する

などです。

ブログなど情報を発信することは、アウトプット効果がより期待できます。

友人や家族に話す場合と違い、ブログは不特定多数が相手になるため、見ず知らずの人に理解してもらおうとより詳しく調べ、表現方法も研究するなどアウトプットの質が高まります。

しかし、質の良い完成形のアウトプットを最初から出すことは難しいです。

どんなことでもくり返すことで質は高まっていくので、やはり怖がらずまずはやってみること、続けることが大切です。

アウトプットで人生を変える

頑張っているのに成果が得られない、成長が実感できない人はインプットとアウトプットのバランスが崩れてしまっているのかもしれません。

「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」であることを意識して、実践できるアウトプット方法から始めてみてはいかがでしょうか。

気負わずコツコツと続けることで、あなたの周りの現実世界も少しずつ変化していくはずです。

参考文献
・樺沢紫苑著「学びを結果に変えるアウトプット大全」サンクチュアリ出版 2018

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