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信頼される人とされない人の違いとは?どうすれば信頼される人になれるのか

信頼される人

「自分は周囲から信頼されている」と言うことができますか?

「信頼されている」というのは、単に「好かれている」「人気がある」というのとは違います。

信頼される人は、その言動で周囲に安心感を与え、周囲の人と良い関係を築いて成果を上げていける人です。

今回は信頼される人とされない人の違いと、信頼される人になるにはどうすればいいのかをお伝えします。

信頼されない人の5つの特徴

まずは信頼されない人の5つの特徴を挙げていきますので、自分に当てはまる特徴がないか、確認してみてください。

1.できない言い訳が多い

信頼されない人は何かにつけて言い訳が多いものです。

自身の遅刻やミスについても、聞かれもしないのに理由を説明して、正当化しようとします。

また、任された仕事に対してもできない理由をあげつらい、非協力的な印象を与えます。

そうして次第に周囲から、重要な仕事は任せられなくなっていくのです。

2.時間や納期を守れない

スケジュールや仕事量の管理ができず、打ち合わせの時間や設定した納期を守れないというのも信頼されない人の特徴です。

時間や納期の変更が多いため、徐々に不信感につながっていきます。

友人関係などでも、相手が「自分は重要視されていない」と感じてしまい、関係が悪くなってしまうことがあります。

3.自慢や知ったかぶりをする

過去の成功談や自分の知識の幅広さなどをひけらかしたがる人は、周囲の信頼を得られません。

求められていないのに自分の過去の話ばかりする人は、目の前の仕事や人間関係を大事にできていないのです。

また、本当はよく知らないことを知ったかぶって話していると、すぐに見抜かれ、中身のない人と思われてしまいます。

4.他者の意見を聞かない

信頼されない人はそもそも他者を信頼していません。

打ち合わせなどでも、自分の意見を通すために話をしているので、他者の意見を聞くことはありません。

会話は常に一方通行です。

相手が話している途中に自分の意見を話し始める、自分に賛成する意見しか聞き入れないという場面も多くなり、徐々に人が離れていってしまいます。

5.口ばかりで行動しない

信頼されない人は基本的に人任せで、仕事を頼んだら自分では何もしません。

任せた作業内容を理解していないケースもあります。実際の現場や作業の大変さを理解せず成果ばかり求めたり、何もしていないのにチームの成果には便乗したりと、周囲の士気を下げていく人なのです。

信頼される人の5つの特徴

信頼されない人の特徴、あなたはいくつ当てはまりしたか?

ここからは、反対に信頼される人の特徴を見ていきましょう。

信頼されない人との違いはどこにあるのでしょうか?

同僚や友人など、あなたが信頼している人の顔を思い浮かべながら確認してみてください。

1.言い訳をしない

信頼される人の多くは、ミスやできないことを正当化するための言い訳をしません。

理由の説明を求められた場合にも、客観的に説明します。「言い訳」というのが、他者の時間を奪い、誰のためにもならないことをよく理解しているのです。

2.約束を守る

信頼される人は、自身の能力や仕事量を考慮しスケジュールを決めています。

そのため、打ち合わせの時間や納期など、あらかじめ決められた約束を守れるのです。

どうしても守れない場合には、代替案を出すなどの対応をしてくれるので、周囲は安心感を持って仕事を進めることができます。

3.謙虚である

自分の話ばかりしないというのも、信頼される人の特徴です。

成功談も聞かれなければ披露しませんし、話す際にも自分の手柄として話すことはしません。

また、知らないことは知らないと素直に聞く力も持っていて、嘘のない姿勢で人と接するので好感を持たれます。

4.他者の意見もしっかり聞く

信頼される人には、他者の意見を聞くだけの心の余裕があるものです。

自分の意見を言う前に相手の意見を受け入れるという姿勢は、コミュニケーションしやすい雰囲気を作り出します。

その結果、周囲に人が集まってくるようになるのです。

5.行動力がある

新しいプロジェクトのスタート時やトラブルが起きた時などに、まず自分から動けるのが信頼される人です。

現状を把握して、問題解決のために率先して行動する姿は、周囲の士気を高めます。

また、口先だけの称賛や批判をしないので、発言にも重みがあります。

信頼される人になるためにすべきこと

ここまで読んできていかがでしょうか。

自身の言動を振り返って、「信頼できる人に変わりたい」と思っている方もいるかと思います。

信頼されない人から信頼される人に変わることは不可能ではありません。

最後に、今日から一歩踏み出すための5つの事をご紹介したいと思います。

できそうなことからで構いませんので、ぜひ実践してみてください。

1.言い訳は自分の中で客観視

「言い訳をしないほうがいい」と言われても、いきなりやめるのは難しいでしょう。

まずはトレーニングとして、「言い訳は自分の中で客観視する」というのを始めてみましょう。

手帳などに「ミスしたこと」と「言い訳」を書き、自分の中で冷静に受け止めてみてください。

そして改善点を見つけて実行し、ミスを減らすよう努めましょう。周囲に言い訳することには意味がないことに、気がつけるはずです。

2.小さな約束を守るようにする

「明日のランチをごちそうする」「今週中に電話をする」など、小さな約束を守ることを心がけましょう。

どんなに小さな約束でも手帳などに明記し、スケジュールの中に組み込んでください。

そうした小さな約束を守れるようになる過程で、自分に合ったスケジュール管理の方法が身についていきます。

3.「わからないこと」を素直に認める

キャリアや年齢を重ねるほど、自分だけがわからなかったり、できなかったりすることは、なかなか認められないものです。

話題のスポットや流行語など、仕事に関係のない話題から「わからない」ことを質問するようにしてみましょう。

「わからない」と発言すること自体のハードルがだんだんと下がっていきます。

「わからない」「できない」と素直に認められるようになれば、周囲に教えを乞うことができるようになり、周囲との壁が無くなっていきます。

4.相手の話を最後まで聞く

同僚や友人、家族との会話で、相手の話を最後まで聞くようにしてみましょう。

つい口を挟みたくなっても我慢します。そして、相手の話した内容を受けて言葉を返すようにしてみてください。

ポイントは「自分の意見を通すためではなく、相手の意見を聞くために会話をする」ということ意識すること。

だんだんと会話のキャッチボールがうまくいくようになり、コミュニケーションしやすい雰囲気を作り出せるようになっていくでしょう。

5.自分から率先して動くようにする

「家族が病気で寝込んでいる」「友人が財布をどこかに置き忘れてしまった」など、プライベートでトラブルが起こった際に、自分から問題解決に協力するようにしましょう。

身近なトラブルに率先して対処できるようになると、仕事でのトラブルについても、自分から行動を起こせるようになっていきます。

発言に行動が伴うようになり、周囲によい影響を与える人になれるでしょう。

信頼させる人になろう!

今回は信頼される人と信頼されない人を取り上げ、それぞれの特徴と信頼される人に変わっていくためにすべき事をご紹介しました。

そもそも「信頼」は長い時間をかけて築かれていくもので、そう簡単に得られるものではありません。

しかし、「時間がかかるから」といってあきらめないでください。

時間を要することなら、いますぐに始めればいいのです。

「変わろう」と決めた瞬間が、あなたにとっての新たなスタート地点です。

【参考文献】
 ・一流秘書だけが知っている 信頼される男、されない男(能町光香/サンマーク出版)
 ・やっぱり「誠実な人」がうまくいく 丁寧に生きるためのヒント(植西聰/毎日新聞出版)

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